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Dulge進化形?

今日(昨日ですね)は診察日だった。
診察室に入るなりドクターが「ありがとう!」と言ってくれた。
「ミュージカル、僕はどうしても都合がつかなくて観に行けなかったんだけど、代わりに行った友人がえらい興奮して喜んでくれてたよ!ありがとう!お疲れ様!」
…なぁんだ、先生、観に来てくれてなかったのか…ちょっとがっかり。

でもそのお友達さんはミュージカルにあまり興味が無い人だったらしいけど、オープニングの迫力にちょっと引かれ、そのうち気付いたら身を乗り出して観てた、そうだ。えらい感動した、って言ってくれたそうだ。
そういう感想を今回よく見聞きする。とっても嬉しい。知り合いでもなければミュージカルファンでもない人が「意外に面白かった!」って言ってくれる。これは役者冥利に尽きます!私達の勝利だぁ\(^o^)/

この5日間もまだまだミュージカルの余韻に浸り続けてたワタシ。相変わらず歌唄い踊ってる娘。
このミュージカルがいかにディープなインパクトを私達に残したか、日が経つ毎に思い知るばかりである。

明日は久々のブライダル司会。正直、まだ気持ちの切替えができていなくて不安、なくせにぼんやりしてる自分が余計に不安。どうか力をだし切れますように(-人-)お客様が心から楽しめる披露宴を作れますように(-人-)寝坊しませんように(泣)

今日、気付いてちょっとびっくりしたことがある。

それは、
この前の夏から今までの体重の増減が、なんと「4.5kg」しかなかったこと!!
この前の夏〜秋はそんなに激ヤセしなかった。
そして今は、いつもなら激太りもピークの時期のはずが、ほぼ許容範囲内。それどころか気になってた帯状の下腹のお肉が消えている!!
非常に嬉しい!
今、皆に心配されるほど痩せこけてもいなければ人の目が気になるほど太ってもいない。
嬉しい。
なりたい自分に、一歩近付けた気分だ。
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黒い雪

息子と手を繋いで

春の路を歩く。



艶めく桜の蕾

背競べするつくし達

愛を放つ猫



いのち謳い芽吹くいま、



君の上にはなぜ雪が降る

君の耳にはなぜ聞こえる

死神の歌が





そいつが見せる敵は、

君の内か?それとも外か?



命を殺めよと

全てを絶やせと

君に囁くのは

右からか?それとも左か?



君のいのちを否定することなど誰にも出来ないのだと

君と同じいのちを否定することなど誰にも出来ないのだと

誰の声なら、君に伝わる?





土に触れよう。



大地に帰ろう。



根を生やそう。

死神の降らす黒い雪にも、

死神の吐く死臭を伴う氷の息にも負けない、

強く太い根っこを。



今からでも間に合う。





必ず太陽は現れる。



君の上に現れる。



冬はもう終わる。



ともに闘おう。



絶対に君はひとりじゃない。



その扉を開こう。



温かい血の通った

その手で。

test

テストでーす。
昨日、うちのPC君がお茶を浴びてショートしてしまいまして、コメントは携帯から投稿してました。
記事もケータイから投稿できるように設定したのでどんな感じなんかしらん?と様子見でーす。
ちなみにワタシもPC君と同じく熱が下がらずショート寸前でーす。
でも気付きました!
38.5℃の熱よりも、鬱のひどいときのほうがずっと辛いししんどいって。
めまいも頭痛も眠気もだるさも慣れてるし、体温が上がってかえって調子良いくらい(!?)
とかいって調子乗ってたら階段でふらついてこけちゃいました。
昨夜は寝ている間にパジャマはおろかシーツまで濡れるほど大汗をかいて、夜中に2度も着替えをしました。
そのとき何気に鏡で自分の体を見たら、手足や肩があざや擦り傷だらけでした。どうりであちこち痛いわけよね〜(泣)
名誉の負傷、役者の勲章!?
ちょっと誇らしかったっス(^-^)v

未完成

昨日の千秋楽(2日しかなくても公演最終日は千秋楽というのです)は空席ナシ。


800人のお客様から嵐のような拍手とスタンディングオベーションとトリプルのカーテンコールをいただいた。


キャストは皆泣いていた。娘も。いつからか感動してもあまり泣かなくなったワタシも、8か月分の涙を流した。


全員でのお疲れ様会もとても感動的だった。お開きに皆でテーマ曲を歌った。


その後未成年者を帰らせてこっそりオトナが全員集合しての打ち上げも、とても良かった。


キャスト、先生方、スタッフさん達、素人もプロも関係なく、みんな、舞台の魅力にとりつかれてる。舞台を愛する仲間。本当に素晴らしい人達と出会えた。


 


今朝、子どもを終業式に送り出すと、ひどく全身が痛く寒気がしてきた。38.5度の発熱。


人間って体が疲れるとちゃんと熱が出るようになってるんだなー、と感心した。


昨日の公演が終わっても、まだ終わったっていう実感が湧かない。また来週も皆との稽古が続くような気がして、別れを惜しむ気持ちはあまりない。


今日も熱出して寝ながら、「あそこはもっとこうしたほうが良かったよな」って、一人ダメ出しばっかりしている。昨日、本当に全力を出し切れたか?っていう疑問が残ってる。あのミュージカルは、まだ出来上がっていない。


非常に評判が良かったらしく再演を、との声も上がっているとかいないとか。


もっとやりたい。


もっともっとやりたい。


アタシの舞台熱を再燃させておいて、放置はナシよ。


まだまだワタシはネバーランドから抜け出られそうにない。

2008/3/22準決勝

おそらく一生忘れられない一日となるでしょう。


なんて言ったらいいのか・・・


めちゃめちゃ楽しかった!!


幸せだった!!


舞台の上で生きてることが!!


死ななくてホントによかった!!


 


明日はもっともっと、良い舞台にしたい。


初日が成功のうちに終わり、自分自身もキャストの皆(特に子ども達)も、気が抜けてしまわないかと不安だ。


明日は早くから満席キャンセル待ちの楽日。


ワタシとむすめににとっても、ワタシの父母、ダンナサマ&息子、かかりつけのドクター夫妻、師匠夫妻(きっと、ご夫妻で来て下さるんだ)、娘の友人、と一族郎党が来てくれる日。最高の舞台にしたい!


ちなみに今日は親しい友人が子供連れで来てくれた。義理で来てくれたのかと心配していたのだが、すっごく感動したので明日も観たい、勇気と元気をくれてありがとう、と言ってくれた。お客様100人分の賛辞だ。


演出先生の「高校野球で言ったらやっと準決勝まで来たよ!決勝でも勝とう!」という言葉になるほど納得。


明日は決勝。敵は800人の観客。絶対、感動させてやる〜!!


そして勝利のビールかけ!!・・・ん!?


・・・ということで台本チェックをあともう少し。


燃え尽きるぞ〜


 


 

無敵のエンターテイメント


 



いよいよです。


上の画像は台本。いかにもがんばってるでしょ、って自慢したかっただけです


 


ゲネプロまできて、まだ、やるたんびにカンゼの気持ちが、皆との関わり方がつかめてきて、まだまだ新しい演技プランが浮かんで来る。どんどん、役に深みを感じるようになる。


演出・脚本の両先生にも「まだ、もっともっとやれるでしょう」って言われた。


昔、演劇をやっていた頃は自分の役作りしか頭になかった。本番ではアドリブを連発し皆に「暴走野郎」とアダ名された。


だけど今回、ワタシが一番重点を置いているのは、「段取り」。


特に最初のシーンでは、セリフがひとつしかない小学生の子たちと順番に喧嘩しなければならない。感情が走ってひとつでもセリフを飛ばせば、彼らのたったひとつの見せ場を失ってしまうことになる。


感情にまかせて怒鳴りつつ、彼女達がワタシに絡みやすいように、本気で立ち向かってこれるように、そしてそれにひとつひとつ答えるように、目線から動きから段取りどおりに進めなければならない。段取り芝居の大嫌いなワタシにとってはとても大変なことだが、自分の娘の唯一のセリフを飛ばされた日にゃ保護者の皆様はどんなに怒りがっかりするだろうと思うと、細心の注意をはらわざるを得ない。


ミュージカルって、本当に大変だ。


今まで長くやってきた司会やナレーションや朗読・一人芝居。演劇でやったいくつかの主役。そのときの「役になりきって感じたままに演じればいい、他人より一番目立てばいい」精神では、69人のミュージカルはまとまらない。


加えて、歌とダンス。これは揃っていなければ魅力は半減、どころか台無しだ。


いままで言葉に頼りすぎていた。今回のミュージカルで、全身で表現することを学べたのは何よりの収穫だ。きっとこれからの仕事にもそれが役立ってくると確信している。


自分が役にぼっとうすればするほど、ダンスや歌にミスが出る。これは個人の練習不足、集中力不足のせいだ。


だからまだまだ。明日も冒険。おそらく楽日の幕が降りるそのときまで、冒険は続く。


焦りと不安を抱えつつ迎える本番って、健康に悪いな・・・


 


とにかく、後悔のないよう、思いっきりやってきます!!


明日はただでさえ少し不安なA班:小さい組さんだ。


もう少し台本を読んで、早く寝よう。


応援してくださる皆様、本当にありがとうございます!!


思いっきり暴れてきまーす!!


 

足が地から浮いてる

昨日、オケ(バンド)さんとの初合わせ。およびカーテンコール初練習。


本日、ゲネプロ1回目(B班:大きい組さん)。


 


あ”〜〜〜〜!!!


 


ついにここまで来たのか・・・


いってきまーす!!

限界?

昨夜とうとう稽古中に過呼吸発作が出た・・・


舞台袖で出番待ちしてるときに、突然心臓がドンドン鳴り出して。


今日はパニック止めを飲まずに来たからかな・・・でも薬飲むとよけいに記憶力が鈍る気がするから飲みたくないんだよ・・・


だいじょうぶだいじょうびすぐにおさまるさ、って言い聞かせてもだんだんひどくなるので、もうやばいっていうところで楽屋に駆け込んで薬を飲んだ。皆がびっくりした顔でみてる。恥ずかしい、恥ずかしい。


状況を察して演出助手のミドリちゃんが身障者用トイレに誘導してくれて、袋をくれた。


袋を口に当てて必死に呼吸を整える。情けない、恥ずかしい。


しばらくしてすたっふさんが入ってきた。声かけられると、ふいに涙が出てきた。


しばらく泣いて、少し落ち着いて、実はパニック持ちで、とスタッフさんに伝える。


スタッフさんはワタシの病気を知っていたらしい。


もう22時近くになっていたので稽古も最後のダメ出しだった。そのまま衣装から私服に着替えて、なるべくひとの少ないところを探してぐったり寝てた。


うちに帰ってベッドに入ったけど、台本を開いていないと落ち着かないので階下に下りてコタツで台本を読む。そのうち寝てしまう。


今朝は本当は10時からもう稽古は始まっているのだけど、午前中は休んでくださいとのスタッフさんのお言葉に甘えて、今まだ家に居る。だけど稽古しない方が不安だから早く行かないと、夕飯を作らないと、雨の中息子を連れて行く方法を考えないと、と思うとまた手がブルブル震える。何から手をつけていいのかアタマがぐるぐるして、わからないのだ。


そんな忙しいのにいまこうしてのんきにブログ打ってるのは、なんとかして少し心を落ち着けたいから。


 

ブッ飛び〜

月曜日に千葉在住・ワケアリな心の妹レイコ氏と子ども達と4人でUSJに行った。


近くに住んでいながらまだ2度目のUSJ、


スリリングなアトラクション、


ダンサー、シンガー、アクター達の技術と迫力、「我こそがエンターテイナー!」と全身で主張する気概、


思わず唄い踊り出したくなるような夢の国の空気に酔いしれた


ここのところの疲れも一時的にブッ飛び〜!


帰宅してPTAの会合に。地区の子ども会長の仕事の重さに、ブッ飛び〜


しかも「もうちょっとしっかりしてね」と叱られる・・・ごめんなさい、3/24からがんばります


 


火曜日。


ついに大ホールに本物のセットが組まれた!!


すっげ==========!!


ブッ飛び〜〜〜〜〜


 


遡って日曜日。絶叫稽古続きでとうとう、


ワタシの唯一の商売道具、


声が・・・


ブッ飛びーーーーーー


今朝は少しましでその道20年のスナックのママくらいの声は出るようになったけど・・・


今回は2日連続公演であることが、心配のタネ。


22日に全力出して喉を潰してしまったら、次の日全く声が出なくなるかもしれない。


22日と23日で主役及び数人のキャストが入れ替わる「ダブルキャスト」が組まれている。


皆もちろんとっても頑張っているのだが、正直、客観的に観てやはり年齢が上の「大きい組さん」のほうが断然、出来が良い。それを反映しているのか23日のチケットは早々と完売した。ワタシも師匠のご主人には苦心して23日の席を取った。


だからその23日に声が出ないなんてことは絶対にあってはならない!


皆にも多大な迷惑がかかる早く治さなくては・・・


ちなみに家事育児、全てブッ飛び〜〜


ダンナさま子ども達ごめんなさいごめんなさいごめんなさい

豊穣のとき

今日も朝から晩まで稽古。


ワタシは昨日もまる一日食べ物が喉を通らず、夜中に発作的に過食、そしてその罪悪感から下剤を大量に服用してしまった。


当然、朝から激しい腹痛でトイレ通い。血便が出た。


駅まで行く力もなく、遅刻魔コスちゃんに稽古場まで乗せていってもらう。


稽古場に着くといきなり最終シーンだった。腹に力を入れて声を出すのは非常にヤバイ状態だったが、不思議と稽古中は腸は悶絶をストップしてくれる。


最後のセリフを何度も絶叫し、歓喜の歌と踊りに全力で取り組み1時間後、


「はい、じゃあ10分休憩。」


という先生の声を聞くや否や、耐えていた腸が我慢を切らし暴れ始めた。


一番利用者の少なそうなトイレを探して駆け込み、それから視界が明滅し始めた。


なんとか稽古場前まで戻ってきたものの、扉を開ける手前でまた差込みが・・・


おそらくもうお腹は空っぽなんだろう。エネルギーに変わる糖分も脂肪もたんぱく質もビタミンミネラルも全て、水分に溶かしトイレに流してしまったようだ。しゃがみこんだら立ち上がる力が残っていなかった。追い討ちをかけるように過呼吸が始まる。


あかん、もうダメや・・・


他のキャストが見つけて、スタッフさんを呼んできてくれた。


正露丸とパニック止めを飲んでホールの救護室のベッドに運ばれる。お腹の痛みが治まってくると、猛烈な睡魔が襲ってきた。


今日の通し稽古は15時から。


〜「目が覚めたら夜中だった!」


「このミュージカルで全国行脚して地方で途中で置いてけぼり!」


「告られたスタッフさんにどこかに連れ去られる!」〜


・・・とかいう夢を何度も見て目が覚めると汗びっしょりになっていた。


故意に体調を崩した自分が悪い。でも、これがワタシの病気。疲れているのに心身ともに無理を重ねたことはわかっていた。


自分を責めている暇があったら、早く舞台に戻れ!!


目覚めた時刻は14:30!よかった、最後の通し稽古に間に合う!!


お腹が空っぽで目が回ったので近所のスーパーに走り「唐揚がっつり弁当」を買ってがっつりお腹に押し込み、いざ稽古場へ!


今日は衣装が来ていた!


キャストの皆が、古代の人になっていた。それを見ただけで、なんだか涙が出そうになった。


通し稽古の前に、演出とダンスの先生からお話があった。


「早いもんだね。


8月から始まって、12月に台本が来て何度も稽古してきたけど、


これが最後の通し稽古になっちゃった。


今日で皆は「仕上がり」なんだよ。


来週からは、照明さん美術さん音響さんオーケストラさんとの調整になるんだよ。


僕らはもう、教えることは全て教えた。


あとは、みんなの気持ちだけ。


思いっきり、やってみて!


やり過ぎっていうくらい思いっきり!な!!」


その言葉に、食べたばかりの唐揚弁当が早くもめらめらとエネルギーになって燃焼し始めた!


オープニングシーンは農耕に励む1800年前の民衆のシルエットから始まる。


テレビドラマの音楽などを手がける作曲家先生の血湧き肉踊るオープニングテーマが流れ始める。ワタシはこの曲が一番好きだ。


続いてテーマ曲「豊穣の秋」。収穫の喜びを唄い踊るナンバーだ。


無我夢中でも、出演者全員の息が揃っていることを感じる。ここにいる皆と、1年間かけて苦労して育ててきた作物を収穫する喜びが、胸の中いっぱいに広がる。


この喜び。この幸せが、いかに大切であるか。


そこからドラマが展開し、血なまぐさい戦いや復讐の憎悪を越えて再びこの喜びに出会うまで、その幸せに気づくまで、私達は長い旅をする。それが凝縮された、この2時間だ。


このミュージカルの通し稽古ほど、2時間を短く感じることは今までなかった。


右で役の感情を、左で「段取り」を追う。私の病んだ脳がフル回転するには時間が少なすぎる。


最後に全員で最初のテーマ曲を歌う。力いっぱいに喜びを表す。


主役の女性は涙をボロボロ流していた。


感動の大団円。


 


先生方から拍手が起こった。


 


愛すべき仲間全員が、素晴らしい顔をしていた。私は出来る限り全員の顔を見た。私の瞳がファインダーでこの皆の表情を脳のカメラに撮っていますぐプリントアウトできたらどんなにいいだろうと思った。


通し後のダメ出し、


「感動しました。皆の気持ちが伝わってきたよ。


でもまだ80点。


そしてまだあと5日ある。


このままで上演できなくはない。でもここで満足してしまえば、そこまでの作品になる。今の状態ではまだ観客席の前から6割くらいにしか伝わらないよ。まだまだ、課題はいっぱいある。皆はまだまだもっともっと上がれるから、本番の幕が開くギリギリまで、最後の最後まで、諦めないで最高の舞台を追求してほしい。


そうやっていつまでも満足できずにもっともっと!って何十年も舞台をおっかけてるのが、僕や脚本家の先生やダンスの先生や歌の先生なんだけどね(笑)」


最後の言葉に、及ばずながらワタシも仲間に入れていただきたくなった。


理由?わからない。


お金のためでも名誉のためでもない。


どうしてだかこの一瞬の夢の世界に惹かれてしまう。


この感動を得たい。できればひとりじゃなく、みんなと。観てくださる人達と。


なにを感じたいのだろう?・・・たぶん、空気だ。そこに居ないと吸えない空気。


河原乞食バンザイ。


 


夕食休憩のとき、今日1ヶ月ぶりに稽古を観に来てくださった脚本家の先生とばったり顔を合わせたのでちょっと緊張したけど質問してみた。


==「観世」は、ワタシの捉え方でいいんでしょうか?


〜〜うん、とっても素敵だったよ。てゆうか僕が作ったのをさらに膨らませてくれてて驚いた。


観世は物語を動かすとっても大事な役。欲と争いにまみれた彼が最後にミヤトの言葉で大きく変化するのがこのドラマの大きなテーマのひとつだよね。それをよくわかって、丁寧に芝居をしてくれているのが嬉しかった。「男」にしか見えなかったよ(笑)


きっとこれは素晴らしい舞台になるね!本番を楽しみにしてます!〜〜


わ〜〜〜い!!


名誉のためじゃないとは言うものの、数々のテレビドラマや大きな舞台の脚本構成を手がけてる人にお褒めをいただけるのって、やっぱり嬉しい!!


 


いよいよ実ってきたんだ、ワタシたちの植えた稲が。


あともう少し、最後の最後まで心を込めて育てよう。


そして豊作を皆で喜びたい。


このメンバー全員で舞台を作ることは、恐らくもう二度とないのだから。


 

天国からのエール

昨日の話です。


 


明け方、師匠の夢を見た。


目が覚めたら涙がこぼれてた。


師匠が亡くなって、3年が経った。時々、師匠の夢を見るのだが目が覚めるといつもワタシは泣いている。


日々の中でふと、師匠の言葉を思い出したり、悩んだときは答えが欲しくて無性に会いたくなる。


この夢、これは先生のお告げだ!と、起きて早々に師匠のご主人に電話をかけた。


数日前が師匠の命日。特に可愛がっていただいた3人の弟子でお参りに行くことになっていたのだが、ワタシがミュージカルの稽古続きで都合が合わせられず、3人揃ってのお参りは来月に延期となった。


だけどワタシはどうしても今回の公演の前に師匠にご挨拶をしておきたかった。それと、脚本家・演出家であるご主人に、舞台を観に来ていただきたくて、思い切って誘ってみた。


ご自身も数々の市民ミュージカルを手がけておられたご主人K先生は、十何年ぶりにしかも娘と一緒にワタシが舞台に立つことをとても喜んで下さって、観に来ていただけることになった!


昨夜の稽古の帰り、疲労と緊張でカリカリしていたワタシはつまらないことで娘と喧嘩して拗ねてしまい、迎えにきてくれたダンナ様の車に置いてけぼりに遭ってしまった。


途方に暮れていると、キャストの中でも仲良しの60歳の女性が車で送ってくれることになった。普段は娘と一緒なので稽古後にゆっくりお茶を飲むこともできないでいたので、今夜は少しだけ寄り道しましょう、と二人でファミレスへ。


彼女は通称コスちゃん。彼女自身はお酒を飲まないが飲む席は大好きなので、ワタシも調子に乗ってビールを注文


彼女は風貌も中身も非常に個性的で強烈なキャラクターの持ち主だ。ワタシが演出家だったら必ず彼女を使いたい。独特の存在感を放つ女優さんだ。


このミュージカルにも初回から6回連続出演の常連さんで、大変失礼ながらそのルックスからは想像もつかないのだが、フラメンコダンサーで今も5月の舞台とこちらを掛け持ちしているツワモノだ。


ものすごい天然具合、というか、こんな強烈な人には出会ったことがない(笑)。


舞台が好きで好きでたまらない、他のことはほっぽらかしても舞台に生きていたい・・・そういうところやおっちょこちょいさがワタシは自分と非常に似ていると感じて、とても好きだ。


ファミレスの鶏なんこつ串をかじりながら、コスちゃんとお互いの経歴(ってほどのもんじゃないけど)を語り合っていた。


ワタシには、朗読や芝居や司会業を教わった師匠がいるんです。ラジオドラマから舞台へ転向し、劇団を持ち晩年は朗読やナレーションで活躍してた人です。


そう話すと、コスちゃんの顔色が変わった。


・・・その先生って、もしかして、S先生?


==!そうです!!ご存知でした!?うれしいな!!


「ご存知も何も、S・やすこといえばちょっとした有名人じゃないの!私、S先生夫妻にはすごくお世話になったのよ!ご主人のK先生が指導してた劇団にも所属してたし、S先生にはフラメンコの振り付けをしてもらったよ!えー!すっごい偶然!!


で、S先生はお元気なの?」


==亡くなりました。ちょうど3年になります。


そういうとコスちゃんはとても驚いていた。師匠は糖尿病を患ってしょっちゅう入退院を繰り返していたけど、何度「もうダメか」というところまで行っても不死鳥のごとく蘇っていたから、そう簡単に死ぬとは皆思ってなかったのかもしれない。


それから師匠のことをたくさん話した。ワタシにとっては16歳で出会い人生の方向付けをしてくれた運命の人。本気で世話を焼き本気で叱ってくれたもうひとりの母親。舞台の魅力を厳しさを教えてくれた、そしてその生き様で「おんなとは、人間とは」を語ってくれた人生の師匠。


ここにも師匠のエネルギーをもらった人がいたんだ。それも、このキャストの中に!!嬉しかった。なぜそんなに嬉しいのか不思議だったけど、本当に嬉しかった。


「なんだかワタシ、恐ろしいものを感じるわ〜。本番間近の今夜、たまたまアンタとワタシがこうして喋って、初めてS先生K先生夫妻で繋がってるって知るなんて!


S先生が、引き合わせてくれたんだね〜!!」


ワタシもコスちゃんとまったく同じ気持ちだった。


師匠が引き合わせてくれた、と思う出会いは、たくさんある。


一緒にお参りに行く弟子仲間とも、師匠の生前はそれほどしょっちゅう交流はなかった。先生が亡くなってから、ワタシは彼女達と本当に心を開いて付き合えるようになった。


バンドのメンバーとも、先生の繋がりから出会えた。他にもたくさん。


 


先生が歩いてきた道を、その足跡を辿っているようで、温かい。


 


いつだったかずいぶん前に見た夢で、


ワタシは何かの舞台に立っていて、それを師匠が観に来てくれて、


「まるで自分が舞台に立ってるみたい。嬉しいわぁ。」


と喜んでくれた。その言葉にワタシは感激し、目覚めるとやっぱり泣いていた(笑)


 


今回、きっと、師匠は観に来てくれるのだろう。ご主人と二人で。


そう思うと、今まで以上に身が引き締まる。だってS先生のダメ出しは強烈なんだもん。いつも何を怒られるかビクビクしてた。


今回は「うーん!」と先生達を唸らせてやりたいな。


さぁ、明日明後日も12時間の稽古。この週末は「仕上げ」の通し稽古になる。


来週からはいよいよ本番への調整だ。

ミュージカルのこと7〜変化がドラマ〜

ワタクシこと「観世」のセリフの語尾にはすべて「!」か「ッ」がついています。


つまり最初から終わりまで怒鳴っている、ということです。 


ただ、単なる嫌われ者の悪役ではないのです。


このミュージカルの一番最後のセリフが、この観世に充てられているのです。


「太陽だ、太陽が現れたぞ!」


このセリフで、全員でのエンディングテーマが始まります。


これは役者としては非常に誇らしいことであります。


配役が決まった当初、役が掴めなくて悩んでいたワタシに、演出のO先生は喫煙コーナーで教えてくれました。


いろんなヒントも出会いも喫煙コーナーにあります。ミュージカルは喫煙コーナーで造られる!?


「この野心家好戦家の観世が変わるところに、このドラマのテーマがあるんだよ。」


 


先生は常々おっしゃっていました。


「喜びを表現したければ、それまでにうんと悲しんで、ふと顔を上げるだけで良い。


悲しみは、それまでおもいきりはしゃいでおいて、ふと立ち止まるだけで表せる。


要は、変化をはっきりつけること。


ひとが、それまでとほんの少しでも変わること、今までと違う新しい動き、思いが生まれることが「ドラマ」なんだよ。」


 


ざくっとストーリーを話しますと、


シャーマン「ミヤト」のお告げのもと、農耕に励み豊かに穏やかに暮らしていた琵琶湖畔の小さなクニ。ところが倭国のあちこちでは土地や水や富を奪い合う争いが起き始める。(おっとりした領民達の中にあって戦乱の空気を敏感に察し戦いに備えよと皆をけしかけるのがワタクシこと観世です。)


争いのない平和な世界を望む我らが領主も、願い虚しく大国邪馬台国の刺客に殺されてしまう。父のような存在であった領主を殺され怒り狂い復讐を誓い、大乱に飛び込むワタクシ達!


べべん!


ところが、倭国全土を巻き込んでの大乱が起こり始めたとたん、太陽は姿を消し、雨の代わりに灰が降り注ぎ、豊かな大地はみるみる痩せて荒れ果ててゆく。豊かだった我がクニの作物も死に絶え、数年後には他国と同様、飢え死にを待つばかりの状態に。


それでも戦いをやめない我々は奇襲をかけ見事、敵の邪馬台国の邪悪な領主を生け捕りに(その奇襲メンバーにもワタクシ入っております)!そしていざ公開処刑を!と盛り上がる領民を、シャーマンミヤトは決死の覚悟で止めようとする!「復讐の連鎖は終わらない。争いを続ければ、いずれ我々も滅びるのです!」「神々の声に耳を傾け、日々の暮らしに感謝して生きていかなければ二度と太陽は戻ってこないのです」と。


そこに亡き我らがご領主の姿が浮かび上がり、「争いをやめよ」との声が聞こえる。領民達は、戦いを続けることに疑問を抱き始める。


しかし、我らのクニを含めた大きな領土をまとめる「大領主」は、「邪馬台国の大将の首を落としてこそ戦乱が治まるのだ!」と、剣をふりかざす。


と、そこへ地響きが!雷鳴が!!大地は揺れ、大量の灰が降り注ぐ!


「神々がお怒りだ!!」怯える一同。


処刑を免れた邪馬台国領主は、不思議な感覚にとらわれる。


権力と暴力と恐怖で民を支配してきた彼は、剣を持たず敬虔さと愛で人々をまとめる力を持つシャーマン娘ミヤトに、偉大な女王としての素質を見出す。そして争いをやめ、ミヤトとその弟ヒタキを邪馬台国に迎え入れ、倭国全土を束ねてくれ、と申し出る。


驚き戸惑う一同。しかしそのうちに、誰かが歌い始める。


「日々の暮らしに戻ろう


武器を捨てよう


このクニはひとつなんだから


争いはもうやめよう」


その声に、ミヤトも邪馬台国に行く決心を固める。


「陽の神子」。「ヒミコ」の誕生である。


ヒミコは祈りをこめて一本の稲穂を天にかざす。


すると、もう何年も消えてしまっていた、太陽が姿を現す!


そこで、観世のセリフ!


「・・・太陽だ・・・


太陽が現れたぞーーーーーーー!!」


一同からの大歓声とともに、エンディングテーマ・・・


 


ね、けっこう感動的なラストでござんしょ?


ワタシの役観世は、へそまがりで好戦的で野心家。いち領民のくせにいつの間にか副将的存在に躍り出て、目を血走らせて復讐だと叫ぶ。


その彼が、ラストに向かうにつれて迷い始める。少しずつ、変わり始める。


そして最後には剣を投げ捨て、太陽の出現に涙して喜ぶ。


いつ、変わるのかな?台本には淡々とセリフと出ハケが書いてあるのみ。


稽古するたびに、台本を読むたびに少しずつ掴めてくるけど、今も迷っている。


ここ2ヶ月ほどずーっと、その疑問がアタマをぐるぐる回ってる。


観世の気持ち・・・なぜへそ曲がりなのか、なぜ皆と違う野心を抱くのか、なぜ復讐に目の色を変えるのか??


そして彼が武器を投げ捨てたときは、どんな気持ちか?


アタマで一応の役作りをしておいて、稽古で体を動かして、少しずつ掴んでいく。


するとワタシの観世がだんだん膨らんで、リアルな形になっていく。


 


人が変わるとき。劇的な変化でも、小さなものでも、そこには自分でも気づかないうちに少しずつ心に蓄積されてゆく何かと、それを爆発させるきっかけ=アクションが必ずある。


芝居の流れの中に居て、誰のどのセリフが、どの動きが、自分にとって「溜まってゆくこと」「爆発ポイント」なのかを見極めることが大事なんだ、と最近思う。


あー、やっぱり長すぎるなぁワタシの言葉は。まとめる力が無いんだよねぇ・・・アタマ悪い


とりあえずそんな感じなんです。


「変化」について思うところは毎日いっぱいあるんです。


子ども達、キャストの仲間、そしてワタシ自身にも、何らかの変化があったような気がします。相変わらずな部分も多いけど・・・

今日のドラマ

今日のレッスンの休憩時間。


今回のキャストの中で明らかに一番頑張っている気を吐いている18歳の女子ミホちゃんが、「小学生、集まって!」と叫んだ。


あー、こりゃ怒られるぞ〜。


よかった、一応オトナで。


稽古場の裏の喫煙コーナーに逃げた私にも、ミホちゃんの叫び声は聞こえてきた。


彼女は泣いていた。


あんたたち、今がどういう時期かわかってるの!?


なんでそんなに危機感がないの!?


どうして稽古中に関係ないこと喋ったり、舞台の上でダラダラできるの!?


ヤル気無いならもう出ないでよマジで!一緒にやりたくないよ!!


他のオトナキャストも全員稽古場で彼女の泣き叫ぶ声を真摯に聞いていたようだ。


ワタシはなんだかそこに参加しそびれて、ひとり裏でタバコを吸ってた。


いま叱られてる小学生たちと同じ、叱られることの辛さ


ミホちゃんと同じ、はがゆさ、くやしさ


そしてその熱い感情の爆発に対する気恥ずかしさ


そんなモロモロの思いが重なって、彼女を正視できなかったんだと思う。


ミホちゃんは、いつも直球を投げる。


年下にもオトナにも、その速度は変わらない。


ワタシもけっこうビシビシ怒られる。


それは彼女が他の誰よりもこの台本をよく読み、誰よりも真剣に取り組んでいるから。「良い舞台を作りたい」という思いが誰よりも強いから。


そしてその思いを婉曲表現するオトナの狡賢い術を知らない若者であるから。


ワタシはワタシで、命懸けでこの舞台に臨んでいるつもりだ。


だけどワタシは楽しんでいる。役についてぐーっと悩むことすら、新鮮で楽しい。


その場に立てばなんとかなる、という要領や誤魔化しの技術をもう持ってしまっているから。このネバーランドで起こることは全て夢の中の出来事お遊び、現実社会で肩に重くのしかかる責任をここでは背負わないでいいから。
そんな余裕や甘えがきっとどこかにあるのだ。


彼ら10代後半のひとたちの純粋さ、真剣さには、かなわない。


あの、雨上がりの野原みたいな瑞々しさ、青臭さ。


なんて気恥ずかしく、そして美しいのだろう。


子どもに戻ったつもりでいても、やっぱり自分はコズルイオトナなんだなと思う。


そうしなければ生きていけない


真っ青や真っ赤や真っ黒な情熱を捨てていかなければ、上手に世間を渡り家族を護り年を取っていけない。


きっとそうなんだろう。


だからこそ、ワタシは彼らに心打たれる。


自分の中にもまだほんの少し残っている、いろんな色の感情を呼び戻してくれる、彼らが大好きだ。


満身創痍のオトナたちは子どもの無尽蔵の元気を分けてもらい、「若者」の熱さに牽引され、いろんなことを乗り越えてそれでもこの舞台に立ちたいというオトナの気迫に子ども達は肌でいまやっていることの重みを感じ取る。


この毎日の感動を、誰に感謝すればいい?


全てのひとをハグしてまわりたいくらい、ワタシはいま幸せだ。

あと9日!!

しまった〜、病院に行かなければならなかったのに寝てしまった〜


本当は月曜が予約日だったのに忘れてた〜


先生に、お酒まだやめられないことを正直に言うかどうかコタツで迷ってるうちに、気づいたら1時間経ってた。とほほ・・・


抗欝剤を突然止めた時の著しい悪化はよく知っているので今日はどうしても行かなきゃだったのに・・・


最近、朝〜昼過ぎに、突如として強い眠気に襲われる。


夜中に目が覚めて、寝ぼけたまま食べ物を漁ってしまう。


そのせいで一日気持ち悪くて何も食べれない。例の脂肪燃焼ジュースをむりやり飲むくらい。


で、また夜中に過食。の悪循環。


これで体重が増えないどころか少しでも減ってるんだから不思議。


どんなにヤル気があって燃えていても、昔と同じようにはいかない。


でも今の私は、それでまた自己嫌悪に陥りそうになる自分を必死で励ましている。まだ病気が完全に治ったわけじゃないもの。どこそこにほつれが出るのは承知でエンジン全開にしてるんだもの。それでも言い訳しないで頑張ってるんだもん。エライぞ、ワタシ。


昨夜の稽古も、とてもイイ感じだった。急遽、うちの息子を連れて行かなければならなくなり、遅刻して早退してバタバタだったけど、例の「領民2」達の活気がすごい!


昨日はワタシ観世が30人ほどを相手に喧嘩をふっかけるシーンだったんだけど、演出の先生とワタシが彼女らをもっと怒らせよう、と挑発すると、彼女らもどんどんノッてきた。ワタシも心置きなく思いっきりイヤなヤツを演じる。めちゃくちゃいい感じだった。楽しかった


・・・ただ、じっと見学していた息子だけは「みんなが、ママをいじめてた」とちょっと悲しそうだった心配してくれてありがとう愛しき息子よ


長女R子も本当に楽しそうだ。何より嬉しい。


今夜もレッスンだ。我が家のご領主様のご機嫌を伺いつつ、夕食と娘のお弁当を作って出かけよう。


まだまだ稽古しなきゃいけないところがいっぱいあるし、やるたびにまた新たな疑問が生まれてしまう。あ〜時間が無い!!


 

あと10日!!

相当疲れてきたみたい。


昨日はホールの休館日でレッスンはお休み。


朝、子どもを送り出してちょっと一息、とコタツに入って1分もしないうちに爆睡。


何度起きようとしても、キッチンで座り込んでしまう。胃腸と脳が疲れているようで、まる一日何も食べられないし水もあまり飲めない。タバコも酒も受け付けない。


ゆっくりお風呂に浸かってようやく少し回復し、ベッドに入るがあんなに眠かったのに眠れない。


他のキャストの皆を思う。


ワタシは昼間ぐーたらさせてもらえたけど、メンバーの大半は今日も学校や仕事


に行ってるんだよなー。皆、大丈夫かなぁ・・・


オトナキャストの中には学校の先生がたくさんいる。先生って一年分の成績表をつけたりする年度末が一番忙しいらしい。土日の稽古では大の男の先生達が過労で点滴打ってきた、とか高熱でゼーゼー言いながらリハーサルに挑んでた。


稽古場が本物の戦場になってきた。


我が家も戦場・・・


長女の帰宅が毎晩10時を過ぎることに、ダンナ様はお怒りだ。


「オマエに引っ張られてなにかやると必ずこうなる。無責任な母親だ」という彼の非難の目がワタシに刺さる。


ワタシだって気になっている。でも舞台はもう目の前に見えてるんだよ。うちの子よりも小さい子だって、みんな必死で頑張ってるんだよ。


なによりR子がやっと本気で頑張り始めたんだよ〜。わかって欲しい〜


と、ワタシも目で訴え返す。


夕食もワンパターンな作り置きを、家族バラバラに食べる。


昨夜は久しぶりに家族4人で鍋を囲めた。ちょっとホッとした。


家族のみんなごめんね!あともうちょっとだから、ママもR子も一生懸命頑張ってるから、あとちょっと許して〜


 


体中毒素まみれのワタシの朝食が、これです。



脂肪燃焼ジュース


大根、人参、りんご、生姜、ハチミツをシェイクした、「甘いもみじおろし」。


慣れると結構美味しいし、胃腸が目覚めて便秘解消には最適です。


あとは脂肪燃焼スープ というのも常備して食べてます。


このジュースとスープと野菜果物のみの「一週間プログラム」 っていうのをやり始めたのだけど、これだけだと激しいレッスン中にめまいを起こしてしまい、結局夜中の飲酒と過食に戻って体重が増えてしまったので、今は普通の食事に組み合わせることにしています。デトックスのために食べてます。


体重はぼちぼちしか減らないけど、体脂肪率は下がってきました。稽古の直後なんかは念願の20%斬りにあと少し!


でも今はもうそんなことにかまってられないくらい大変になってきたので気にならないのですが。


 


 

公開リハーサル

土曜日は、朝10時から4時間半の「場当たり」(=立ち位置と動きの確認)、


その後初めての「通し稽古」。キャストの家族を招いての公開リハーサルが2時間半あまり。


終わって、ダメ出し。


夕食休憩後、20時〜22時まで、ダンスのレッスン。


稽古終了後、これも今回のミュージカル結団以来初の「オトナキャスト決起集会」。近くの居酒屋にて。(息子は大好きな「ばあちゃんち」にお泊り、娘はダンナ様にお迎えに来ていただき、ワタシも集会に参加。)


途中、お店でトイレに行ったところまで覚えている。それから完全にブラックアウト。翌朝目が覚めたら家のコタツでコートを着たまま寝てた。


お昼過ぎまで二日酔いで動けず。


名古屋国際女子マラソンを見終わった頃にやっとコタツから這い出し、よろよろとお風呂に入り夕食を作り、夕方からまた稽古場へ。いつもは駅までの1,5kmを走るが、今日は走る力もなくてウォーキング。


18時半から2回目の公開通し稽古。


最初の発声練習で倒れそうになり通し稽古なんてできないよ〜状態だったが、始まると不思議と全然元気になって、昨日よりも良く出来た。


22時に稽古終了。娘と電車&ウォークで23時帰宅。やっぱりヘトヘト。


 


初めての通し稽古をやってみて、びっくりした。みんな、すごく良くなってる!!


例の「領民2」の子達、特訓の成果があったのかすっごく元気にイキイキしてきた!休憩時間中も「ここはどうしたらいい?」と聞きに来る。ワタシの思いはみんなの思いだった、そしてそれが彼女達にちゃんと伝わったようだ。嬉しい。嬉しい!


そういうワタシはセリフは飛ぶわ出入りはあやふやだわで、まだまだ全然ダメだった・・・まだ掴みきれていない部分が多々あって悩みながら芝居してしまった。一番血の気の多い役が皆のパワーに圧されてどうする!もっともっとがんばらなくちゃ。


でもなぜか、初めての観客になってくださった子どもキャストのお母さん達に呼び止められてお褒めいただいちゃった「本物の役者さんですか?声も表情もとっても迫力があってすごく素敵でした」「感動しました!観世さん勇ましくてカッコよかったです!」って、昨日も今日も自分では不合格な出来だったのでハズカシくて恐縮しちゃったけど、やっぱウレシ〜


娘も仲間と打ち解け、舞台の上でも良い表情ができるようになってきた。駅から家までの帰り道も、娘の方から先に劇中の歌を口ずさむようになった。とても楽しそうに振りをつけて歌う姿に胸が熱くなった。今夜は暖かくて、ヘトヘトだったけどとても気持ちの良い、娘と二人の夜道だった。


土曜夜の「オトナ集会」もとても良かった。今回のキャストの中で一番頑張っている女子高生2人組も参加して、たくさんいろんなことを喋った。彼女達の真剣さとパワーが、子どももオトナもメンバー全員を引っ張ってくれている。尊敬している。一番のリーダーになってくれている彼女はワタシの高校の後輩でもあり、役柄ではライバルでもある。熱く語り合った。(あんまり覚えてないケド)


20〜30才代の女の子たちも面白くて素敵なコばかり。役柄の影響もあるし今までレッスン以外はしんどくてあまり話もできなかったこともあって、どうもワタシは冗談も言わない賢そうなお母さんと思われていたらしい。「観世さん(ワタシ)てこんなに楽しい人だって知らなかった〜」って言われた。何を喋ったのか覚えてないんだけど、帰り際にワタシは「みんな、だーいすき」って言いながら彼女達ひとりひとりを抱きしめて回っていたらしい。


そう、昨夜のことは本当に全然思い出せなくて朝「どうやって帰ってきたんだろう?」と不思議&不安になった。起きていたのに記憶が無い時間があるというのは恐ろしいものだ。


家が近くて仲良しの60歳の女性に送ってもらう約束をしていたので彼女が送ってくれたのだろうとは思ったのだけど、いちおう一緒だった人に恐る恐る尋ねてみると、


「覚えてないの!?そりゃもう、酔っ払ってたわよ〜(ニヤリ)」


その「ニヤリ」がワタシをさらに恐怖に陥れた・・・今度は何やらかしたんだろう・・・?


女の子達からは「夜の蝶」とからかわれた・・・


記憶がぶっ飛んでるのが幸いかもしれない


・・・そういえば、今日の帰り夜道を歩きながらぼんやり思い出した。


「Dulgeさん、好きです。好みのタイプだったんだけど、一緒にやってて大好きになりました。」


・・・36にしてコクられてた!?


あれはたしか舞台技術のSさん・・・そういや、日本酒で盛り上がって、やたら心配してくれて帰りに転びそうになったときも抱きとめてくれて、そのときに言われたんだっけ・・・?


うわ〜、恥ずかしい〜!!今日はそんなことすっかり忘れて普通に挨拶してた〜


・・・ま、まぁ、お酒の席ですからね、向こうもきっと忘れているでしょう!否、忘れてもらいましょう!!


実はSさんには以前メアドを書いた名刺をもらって「これってどーゆー意味なんだろう?」とちょっと悩んでしまったことがあったのだけど、やっぱ、そーゆー意味だったのだらうか!?


と、こんなことで動揺してみたりダンスの先生に憧れたり(っていうかそれをネタに皆の笑いを取ったり)、小中高生とはしゃいだり怒られて凹んだり、いまやもう精神年齢退行に歯止めきかない状態。「見た目はオトナ、頭脳はコドモ」の「逆・名探偵コナン」。傍から見たらきっと気持ちワルイ中年だろうな〜


でも、いま、けっこう自分が好きだ。周りの人達のこともみんな好きだ。


でも、あと2週間で終わっちゃうんだ・・・さびしいな。


 

最終兵器

今夜は自主練習に出ました。


ワタシが言いだしっぺでスタッフさんに緊急招集をかけてもらいました。


「領民2」というグループの集中特訓です。


うちの長女(小5)含め小学6年生の女子約20名、いわゆる「群集」役の彼女達。


セリフは少ないが出番は多い、という、ある意味とても難しい役どころです。


レッスンの時間も限られているので、どうしてもセリフの多い中心的キャストの稽古に時間が取られてしまいます。


「領民2」の彼女達はまだ小学生で演劇経験もほとんど無い子たちばかり。「ひとりひとり役作りをしておきなさい」と言われてもどうしていいかわからず、舞台中央で話がどんどん進むのをつい「ぼー」とみてしまう。板の上に立っていながら、物語に参加できていない。


それを焦り始めたオトナたちは「集中力が足りない!嫌ならやめちまえ!」と叱るのですが、というかワタシも先日の稽古で自分が血管切れそうになりながら必死でやっているときに後ろで「ぼー」とたっているわが娘が目に入り、久々に血が沸騰してゲキ飛ばしてしまったのですが、


帰宅して考えてみると、彼女達はヤル気はあっても芝居に参加する術がわからないだけなのに、放置したまま「やめちまえ」って、あんまりかわいそうじゃないの・・・


だけど演出の先生ももう時間ギリギリで、彼女達を指導する時間はない・・・


この舞台、ちょっとこなれたメインキャストだけが芝居をこなしたところで、感動なんてしれている。


観る者を一番感動させるのは、「全員の気迫」。「群集の勢い」。


群集の百人百様の生きざまがリアルに伝わってこそ、そしてしかるべきときにその百人の声が踊りがシンクロするときこそ、観客はその迫力に身震いし涙する。


彼女達こそ真の主役なんだ。


それをあと2週間でどう伝えるか。彼女達のパワーをどう引き上げてまとめるか、


それによってこの舞台の成功と失敗は決まる!


そう考えた私は、主役で皆のリーダー的存在の女性と統括スタッフさんに相談しました。


すぐに答えが返ってきて、急遽特訓決行となりました。


ホントは、昨夜息子が熱を出して今日は学校を休んでいたので夜に家を出るのはためらわれたけど、実家の母に応援を頼み娘と稽古場へ。


思ったとおり彼女達の中には「憤懣遣る方ない(?)」エネルギーが詰まっていました。


オトナ&元気いっぱい女子高生キャスト&スタッフさんたちが総動員で彼女達のエネルギーに懸命に応えつつ、今夜はダンスを2時間こってりと稽古しました。ついていけないのが悔しくて泣いてしまう子も・・・くぅ、イイ感じだ〜、青春だ〜!おばちゃん、感激だよ〜


発声練習は主にワタシが担当しました。これだけは自信もって人に教えられるからね


ワタシ自身、お尻に火がつくのが遅かったので、ワタシ自身も彼女達のことも納得のいくところまで上げるには時間が足りないのかもしれませんが、


やれるとこまでやってやる!!


燃え尽きるまでやってやる!!


てな勢いです


明日は演技の稽古です。ワタシの伝えたいことが彼女達に伝われば、きっとこの舞台は劇的に変化するぞ〜!


がんばるぞ〜!


おお〜!


 

つつんで


いちねんせいの息子が


毎朝出かける前に


お気に入りのマフラーを持ってワタシのところにやってくる


「ママ、つつんで。」


まだまだ日本語のあやふやな君


でもこのことばは、ママ、直さないよ。


気に入ってるから。


保育園のときに自分で作った、変わった配色のマフラー


君のそのお気に入りのマフラーで、君の細い首をそっと


それから両腕で、細いけど毎日伸びてゆく君の身体をぎゅっと


はい、つーつんだ!


そしたら次は君の笑顔と体温が、ワタシをつつんでくれる。


 


もうすぐ、マフラーの要らない春がくるね


寒い冬は大嫌いだけど、君とつつみっこできなくなるのはさびしい


次の冬も、また言ってくれたらいいな


「ママ、つつんで。」って。

ミュージカルのこと6〜野望〜


昨日はやはりノビてしまった


体は動くと全身ギシギシ超合金、アタマは「砂嵐=なーんも映りませ〜ん」状態。


ヘロヘロながらも娘と「ワタシ的一番激しいダンスナンバー」と歌の復習を。


日曜のレッスンではお昼休みを返上し勇気を出して憧れのダンスのヒサオ先生に「個別特訓」を申し出たのに、ドキドキ&ポーとしちゃって、体は動かせどアタマには全然振り付けが入らなかったワタシ


でも、プロのダンサーさんの動きって、本当に華麗で素敵ついつい見とれてしまう〜


ワタシの振り付けの覚えが悪いのは、先生がカッコよすぎるからだ


 


で、一番書きたかった「ワタシの役」の話です。


初めて読んでくださる方、もしよろしければこちらからお読みくださいませ


 


この脚本の登場人物にはセリフひとつの役に至るまですべてカタカナ2〜3文字の名前がついています。


ワタシに与えられた役名は、あえて漢字をあてると「観世」。


 なかなかカッコイイ名前でしょう?


この男(?)、温厚な領主とシャーマンの娘(後のヒミコ)の統治の下で平和に暮らす小さなクニの領民の中にあってかなりアナーキーな危険分子なのです。


なんせ最初のセリフが、


「私は反対だね!!」


(豊作を喜び新たに水田を増やそう、と話し合う群集の一番後ろから叫ぶ)


その後のセリフも、


「何だと!?(観世、つかみかかる)」


「この野郎、言わせておけば!!(観世、殴りかかる)」


こんなんばっかり。


とにかく、芝居の最初から最後まで、ずーーっと怒って誰かに喧嘩をふっかけたり戦えと唆したりするヤツなのです。血管ブチ切れ声嗄れそうで、稽古が終わるとふらつきます。眉間の皺を取りたくて、普段以上にニコニコ優しくしたくなってしまうくらいです。


ところが1月に配役された頃のワタシといえばまさしく「平和ボケ」「No war, Love&Peace」。感情もアクションも、普通の人より2テンポくらい遅れてました。


全ての命をいとおしみ敬虔に生きたい、と願う主役のミヤトにこそ共感できても、観世のような愛情とカルシウムに飢えた悪いヤツにはとても共感できないでいました。


それでも台本を読めばセリフの読み方くらいはわかりますからいちおう怒ってみせるのですが、どうもしっくりきません。ウソっぽいんです。


案の定、演出の先生に指摘を受けました。


「あなたの『観世』には何かが足りないんだけど、なにかわかる?」


・・・ワタシ、答えられなかった。


なにか足りないのは自分でもよくよくわかってた。でもそれが何なのか?と問われると、モヤモヤしてて。


考え込むワタシに業を煮やして先生が教えてくれました。


「その観世には、『野望』が感じられない。」


野望・・・


・・・ってなんだっけ?


稽古の休憩時間に喫煙コーナーで先生はさらに解説してくれました。


「観世は、主人公の『弟』を唆し戦いをけしかける。もしかしたら今後クーデターを起こしあわよくば自分がナンバー2に、とまで目論んでるかもしれないよ。そういう野望を抱いている『悪いヤツ』だと思う。思いっきり、嫌なヤツになって皆を引っ掻き回してほしい。」


ほぉ〜!


初めての「ヒール役」だ!これは楽しくなってきたぞ


・・・だけど、やっぱり、しっくりこない。野望ってナンだ?


意味を調べてみる。






まだ、ピンとこない。


分不相応な望みならワタシにもいっぱいあるけど、それとはなんかちがう。


ずーっと考えた。


で、わかった。


なぜわからないかといえば、ワタシの中に無い感情だからだ。


どうすればその感情をつかめる・・・?さらに考えた。


そして、ひとつの考えにたどり着いた。


・・・一概には言えないけど、これって、「男」の本能の中のひとつなんじゃないかな?


権力を得たい、支配したい、獲物を追いたい、もっと、もっと。


「もっと強く、もっと大きくなりたい!」っていう願いがデフォルメされたものが、「野望」なんじゃないか?


男性的な感情だけど、女の中にも備わってる人間の本能のひとつだ、きっと。


半分寝てるくらいに穏やかな今のワタシには確かにその思いは消えてるけど、きっと本当は心の奥底に潜んでる。


掘り返さなきゃ。どこから始めようか?


鏡を見ながら考えた。


まず、見た目に鋭さが全くない。


・・・ごくふつうの36歳のお母さんですから、それが当たり前です


でもそれじゃダメだ!!


身も心も「古代の戦士」になりたい。「男」になりたい!


それからです、にわか「肉体改造マニア」になったのは(笑)


もともと、男女を問わず筋肉で引き締まった体に強く憧れる傾向はあるので一石二鳥(?なんかおかしいな)


こうして、体とココロの役作りが始まったのです。


・・・思うようには進みませんでしたが(泣)

Neverland

早く寝ようと一旦ベッドに入ったのだけど、コーフンし過ぎてドキがムネムネしてどーにも眠れない


今日は朝10時〜夜9時、休憩時間も欠席してた部分の補習を受けたりしてほぼ11時間ぶっ通しのミュージカルの稽古でした。


今日は芝居も出ずっぱり、ダンスはワタシの踊る曲の中では一番激しい振り付けをこってり2〜3時間。


加えて愛車ママチャリを別の場所に置いてきてしまったため自宅から駅までの1,5kmを往復ジョギング。


食事は固形物が喉を通らないので野菜ジュースとミネラルウヲータのみ。


こうして今夜は完全に、ランナーズハイ状態なんです。


きっとまたがくんと落ちるんです。でも、


わかっていても、今が最高に気持ち良いのです。


この時間が永遠に続くような気がしてしまう、ううん、続いて欲しいと願ってしまうのです。


昨日の稽古と合わせて16時間もミュージカルばかりやっていると、もう、「聞いて!聞いて!」って朝まで話しても足りないくらいいっぱいの感情が湧いてきます。


ワタシは見えない知らない友人の皆さんに、自分の感動を伝えたくてしょうがありません。


今日一日はとりわけ、ワタシにとっては一生の思い出になるであろう 、素晴らしい時間でした。


やっと、ワタシは自分の役を、そして今ここに居られる幸せを全身で会得したのです。


 


このミュージカルの稽古場は、ワタシをつんつるりんの子供に戻してくれる場所。


 


厚化粧も、ハイヒールも、社交辞令も世間体を伺う上目遣いも難しい計算も、不必要。


ただ心のままに怒り腹の底から笑い涙を流し汗を流して唄い踊り、この時間に没頭するだけでいい。


そこに居るのは年齢も環境も無関係の「仲間」なんです。しかもそこにはワタシの娘も加わってくれている。


なんて幸せなんだろう、と思いました。


 

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D-nuts

Author:D-nuts
不惑の年にして戸惑いまくりの女の日記です。

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